今日は「生産性」という言葉について綴っていきます!
元々は農業用語ですが、
最近は「効率性」という趣旨の言葉として、ホワイトカラー(オフィスワーカー)にも使われている言葉かと思います。
実は歴史を紐解くと、、、この言葉、我が国で強く意識された背景を持っているので、
今日はそんなことを綴っていこうと思います!
「生産性」とは?
まずは言葉の定義から。
すぐに想像できると思うのですが、以下の公式から定義されています。
生産性=産出量 / 投入量
元来は農業用語だったことの言葉。
農業分野に特化すると、
生産性=「農地面積あたりの収穫高」=「一定面積からどれくらいの量の作物が収穫できたか」
というふうにも読みかえてよさそうです。
これが経済界にも考え方として発展し、
より少ない投入量(インプット)から、より多くの産出量(アウトプット)を出す、という意味でビジネス界隈でも使われる言葉となりました。
日本人が「生産性」を昔から意識していた!?
ここからは歴史の話になりますが、
ブラジルの農業に「日本の生産性」を応用した、という歴史が残っているようです。
現地の大都市サンパウロにある「日本移民資料館」によると、
「ブラジル農業に生産性という概念を持ち込んだのは日本人移民である」というのです。
元来、ブラジルには「生産性」という概念はありませんでした。
なぜなら、国土が広かったため、収穫量を増やしたければ畑の面積を増やせば良い、というふうに考えられていたから。
しかし、日本から現地に移住した農家の方々が、
「同じ面積の畑から多くの収穫を得る方法はないか?」と考え始めます。
まさに国土の小さい我がジパングの国の発想です。
もう少し想像すると、我が国は絶対的な国土が狭いうえ、
山の斜面など、農業を営むには条件に適さない土地が多く、
収穫量を増やすためには、そのように工夫をせざるを得ない状況にあった、と推察します。
※参考文献:自分の時間を取り戻そう ダイヤモンド社 ちきりん・著
まとめ〜
今こそ生産性向上が必要!?
先日のニュースでも出ておりましたが、
我が国の出生率は2022年に初の80万人割れを起こし、
ここ100年で最低数に到達しています。。。
これから急な人口増加に傾くとしても、時間を要するでしょう。
でも国力をあげるためには、、「生産性向上」が必要不可欠なのです。
言い換えると、一人あたりで生み出す「価値」を高めること。
単位時間あたりの作業量を増やす、
マーケティング戦略を考えることで「楽に多くの価値を生み出す」。
どんな方法でも構いません!
「塵も積もれば山となる」という言葉がありますが、
我が国の生産性向上につながると信じ、目の前の小さな「生産性向上」から取り組んでみませんか??
本を読んでそんなことを考えたので、、、綴ってみたお話でした!
次回もお楽しみに!!