こんにちは!今日は「顧客リストの重要性」と題して、綴っていきたいと思います!
4月になり、新生活スタートや部署異動で「顧客リスト」に初めて接点を持つ方も多いでしょう。
そんな方、ぜひご一読をいただければと思います!
顧客リストとは?
昨今「顧客リスト」や「CRM(Customer Relationship Management) 」という言葉が
業界内でも普及してきております。
これは個人向け商材でも法人むけ商材でも当てはまる概念なのですが、
自らが1人の消費者でもあることを踏まえると、個人向け商材の方がイメージしやすいでしょう。
雑な言い方をすると、「顧客を管理しましょう!」という概念なのですが、
その守備範囲は意外と広く、
上図のアイコンのように
・適する顧客にターゲットを見定め
・適切なコミュニケーション(メール、メッセージ、レター、アポイント)を行い
・顧客として成長させていきましょう
という概念です。
・以前はよく買っていたけど、
最近買い物をしていないECアプリから「ご無沙汰してませんか?」というメッセージが届いた。
・新しく作ったクレジットカードの会社から、お得なサービスや使い方の案内が届いた。
など、自分自身に届くメッセージの中にも、
このCRMという分野の打ち手で届いている内容もあるのではないでしょうか。
法人営業向けでも同じような概念があり、
・SalesForse
・HubSpot
・Sansan
などのSaas系サービスはホワイトワーカーの中で名が通ったツールなのではないでしょうか。
*一般的にCRMツールと呼ばれていますが、営業管理的な意味を持つと「SFA(Sales Force Automation)」なんて呼ばれ方もします。
マーケティング業界の用語でも
・1:5の法則
・5:25の法則
なんて言葉を聞いたことはないでしょうか?
どちらもマーケティング業界で使われる言葉なのですが、
いずれも顧客管理の重要性を定説的にした言葉です。
1:5の法則
「新規顧客に販売するためのコストは既存顧客に販売するためのコストの5倍かかる」
というモノです。
ここでの「コスト」=労力と捉えてもらえると分かりやすいかもしれないですが、
新しい顧客を獲得するには労力がかかります。
新規顧客を一本釣りすることを狙うよりも、既存顧客を養殖して育てた方が明らかに効率的だ、という意味の言葉になります。
5:25の法則
「顧客離れを5パーセント改善すれば、利益が最低でも25%改善される」という法則です。
この法則は、新規顧客を開拓するよりも、既存顧客へのロイヤリティを高めていく方が
売り上げは上がる、という考え方です。
「パレートの法則」「2:8の法則」などというように、
全ての顧客が同じ収益を生み出す商品・サービスはほとんどないです。
ですので、全体の収益を高めるためには、
より高ロイヤリティの顧客を育成していく必要があるのです。
まさに「リストこそ命」と言わんばかりの法則ですね。
歴史を見ても・・・
上記の鉄則は、デジタル時代だからこそホットワードになっていますが、
歴史を紐解いてみても同じです。
時は江戸時代。火事が頻繁に発生していたようで、江戸の商人は大変な思いをしたそうですが、
その商品が大切に抱えて逃げ出したのが「大福帳」と言われる顧客台帳だったそう。
たとえ店や商品が燃え尽きてしまっても、
顧客リストさえあれば商売を再開することができるという考えから
このような行動をとっていたと言われています。
今も昔も、顧客リストの大切さは商人の共通概念ですね。
まとめ
今日は「顧客リストの重要性」と題し、顧客リストの概念や重要性を見ていきました。
・新しく営業職に従事した方
・これからマーケティング戦略を見直していきたい方
などなど、潜在的に顧客リストの重要性はわかっているモノですが、
マーケティングの法則や江戸の商人の歴史を紐解くと、
本当に大切な概念であることが伝わったかと思います。
ぜひ業務にあたる際、上記を思い出しながら「顧客リストの重要性」を意識してみてください。
では次回もお楽しみに〜!