日頃の僕の生活記事が続いたので・・・たまにはマーケティング的な話を綴ってみます。
いろんな企業のマーケティング活動を特にデータ観点から支援している企業に務めているので、
仕事柄小売業に関する感度が高いのですよね。。
業界特化型、とかでもないので、それもいろんな業界の情報を収集しています。
今回は「リアル店舗の在り方」が変わっている!?と題し、
少し気づいたことをシェアします!
小売り店舗の在り方が変わっている!?
今日は前置き短く、早速内容に入っていくのですが、
アメリカを中心にリアル店舗の在り方が変わっていると感じています。
僕が考える最も追い風となっている背景は2つ。
・ユーザのUX(ユーザ体験)を重視したプロダクトが増えている
・ECの台頭により、オンラインで買い物ができるようになっている
図らずしもどちらもアメリカ・シリコンバレー発端の発端の2起業を事例に、ご紹介します!
事例①:b8ta
2015年に最初のストアがアメリカでオープンし、2020年に来日。
有楽町の電気ビルや渋谷の宮益坂交差点で目にしたことある方もいるのではないでしょうか?
このお店、「体験をする」ことを主眼に置いている店舗なので、
基本的にはオンラインの導線で買い物をすることになります。
(一部その場でも購入が可能です)
元々のコンセプトも、スタートアップ企業で生まれたばかりの商品や、
リアル店舗を持たないメーカーが、顧客に「実体験」をしてもらう場として設立されているので、
「リアル店舗=販売する場所」ではなく、「リアル店舗=実体験をしてもらう場所」として設計されているのです。
事例②:Apple
お次の事例は「Apple」
iPhoneやiPad, MACなど、Apple製品を使うユーザも多いと思いますが、
Appleのリアル店舗で購入している人ってどれくらいの割合なのでしょうか?
このAppleも「リアル店舗=販売する場所」ではないことを捉え、
2016年ほどより、店舗名から「ストア」の文字を取り除いています。
例えば、、「Apple Store表参道」→「Apple表参道」にしている、という具合です。
まだまだ会話の中では「Apple Store」なんて言ってしまいますけどね(笑)
*日本はまだ「Apple Store」という表記が残っているので、変更途上かもしれないですね。。
あれだけデモ機が用意されていることを考えると、
やっぱり物理的な拠点=ものを売る場所ではない=「ストア」ではない、として、
名称変更に踏み切ったのだと想起できます。
この例の他にも、中国にはオンラインスーパーマーケットの物流拠点を店舗と兼用していたり、
グローバルで見ると、いろんな形のリアル店舗の在り方ができています。
生鮮食品等を考えると、全ての業種業態でリアル店舗の在り方が変わる、とは考えにくいですが、
地殻変動が起きていることは確実だ、と言えると思います。
こんな観点で街を歩いてみると、マーケティングの嗅覚が身につくかもです♪