今日は原点に戻って考えてみましょう!ということで・・・、
「”マーケティング”ってなんだろう?」というお題で綴ってみようと思います。
このトピックの発端は、とある海外でマーケティング業を営んでいる経営者とのオンライン会議。
「最近日本では、”マーケティング”というキーワードをTwitterやブログで広めている人がいる。内容はブログ構築やフォロワー獲得、アフィリエイトなど、マーケティングの本質ではなく副業としてのノウハウが多い」という趣旨の意見を伺いました。
僕もTwitter等のSNSでそのような人を見るのですが、本業をやっていて感じるのが、、、
「この人たち、マーケティング活動=広告と捉えてないか!?」という点です。
そんなふうに感じるので、記事にしてみます!お付き合いください。
”マーケティング”ってなに??
辞書で引くと以下の感じ。
マーケティング(Marketing)とは、
出典:Weblio辞書 https://www.weblio.jp/content/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
企業活動における「売れる仕組みの構築」に関する活動の総称である。
本当にその通りです。まったく異論ありません!(そりゃそうだ。笑)
次にフレームワークの観点で解像度を上げてみます。
マーケティング業界で語られる、
マーケティングの施策を分割した一般的な概念は「4P」ではないでしょうか。
この4P分析、
歴史的にはマーケティング学者であった故エドモンド・ジェローム・マッカーシーが、
1960年に著書『ベーシック・マーケティング」(邦訳1978年、東京数学社)内で提唱した概念です。
多くの人がマーケティング=広告(Promotion)と捉えているように感じますが、
実はそれだけではなく、そもそも訴求する商品(Product)や、販売チャネル(Place)、経済条件(Price)まで総合的に考える施策がマーケティングという概念なのですね。
ブログアフィリエイト(ASP事業者)やインフルエンサーに発注しているのはあくまでも「広告」の部分であるため、事業会社のマーケティング担当者はもっと広い概念で考えているのです。
よく就活生にあるような、「マーケティング」=広告である。というふうに捉えると、
あくまでも氷山の一角にしか過ぎないので、お気をつけください!
どのようにマーケティング施策を作っていくの??
4P分析に触れたところで、今日はもう一歩だけ踏み込みます!
それは、、「どのようにしてマーケティング施策を作っていくのか?」というところです。
実際にマーケティングに携わるような仕事をしていないと全体像が見えないところもあると思うので、
今回は少しまとめてみようと思いました!
「マーケティング」に携わる企業
マーケティングに携わるには、
主に「事業会社のマーケティング部署」と「マーケティング支援会社」があります。
前者は顧客や法人向けにサービス展開をしている会社のサービス/商品を広めるために、
総合的なマーケティング施策に向き合っていることが多いです。
一方で、「支援会社」。僕もこちらの人間ですが、いわゆる”マーケティング会社”の人間。
コンサルやマーケティング施策全体を伴奏することもありますが、
「市場調査」や「デザイン制作」など、マーケティングの流れの一部分を担うスペシャリストがいることが多いです。
マーケティング施策作成の流れ
お待たせしました!お待ちかねのパートですが、
事業会社のマーケティング活動は主に下の流れで構成されています。
- 顧客ニーズ〜事業・マーケティング戦略策定
- 商品/サービスの企画
- プロモーション施策の企画・実施
- 流通施策の実施・企画
- 【施策実施/商品発売】
- 効果検証
- 購入後施策&アフターフォロー
事業会社であれば上記の流れですが、
例えば「顧客ニーズ」を発掘するのに長けている市場調査の会社や、
「プロモーション施策」に長けているPR会社やブランディング専門会社など、
支援会社は各フェーズにおける支援をしていることになります。
*そう考えると、、
すべてのマーケティング領域をワンストップでまとめて依頼するクライアント&支援会社は多くないのが実情です。。。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今日の内容で「マーケティング」という言葉の定義が少し変わった人もいるのではないでしょうか。
特に、「マーケティング=広告」だけではなく、いろんなフェーズがあること。
(=広告はマーケティング活動の一部にしか過ぎないこと)
を理解してもらえると大変嬉しいです!
最近マーケティングに関するインプットを増やしているので、
また気づきがあればこの場でもシェアしますね!お楽しみに:)