近年、世界各国でキャッシュレス決済の普及が進んでおり、その状況は国によって大きく異なります。日本におけるキャッシュレス決済の現状を、世界のデータと比較しながら見ていきましょう。

世界のキャッシュレス決済状況
一般社団法人キャッシュレス推進協議会が発表したデータによると、2022年の主要国におけるキャッシュレス決済比率は以下のとおりです。
- 韓国:99.0%
- 中国:83.5%
- オーストラリア:75.9%
- シンガポール:65.6%
- 日本:36.0%
- ドイツ:23.9%
日本のキャッシュレス決済の現状
経済産業省の発表によると、2022年のキャッシュレス決済比率は36.0%(111兆円)であり、内訳は以下のとおりです。
- クレジットカード:30.4%(93.8兆円)
- デビットカード:1.0%(3.2兆円)
- 電子マネー:2.0%(6.1兆円)
- コード決済:2.6%(7.9兆円)
世界との比較と日本の秘ける科題
日本のキャッシュレス決済比率は、韓国や中国と比較すると低い水準にあります。この背景には、現金に対する信頼性の高さや、キャッシュレス決済手数料の高さなどが影響していると考えられます。
おわりに
世界各国と比較して、日本のキャッシュレス化は着実に進行しています。今後も利便性の向上や新しい決済手段の導入を通じて、さらなる普及が期待されます。
参考文献
- キャッシュレス推進協議会
https://paymentsjapan.or.jp/news/2022%E5%B9%B4%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%BB%E8%A6%81%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%82%B9%E6%B1%BA%E6%B8%88%E6%AF%94/ - 経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230406002/20230406002.html - CASHIER POS
https://cashier-pos.com/column/cashlesskessai-riyouritu/