こんばんは!
ここ数年触れられている「物価高」。
今日は見出しにもおきましたが、野球グラブも高騰しているようで、
その現実について綴ってみようと思います。
![](https://hidelab.jp/wp-content/uploads/2024/12/240_F_933195131_MqToRdrJNahbxIDU2l45ajfQc52qKP2L-360x240.jpg)
私自身も青春時代は白球を追いかけていた高校球児でしたが、
当時のミズノプロのグラブが4万円くらいだったかな?
今見ると6万円〜7万円しているようで、
少しの上がり幅ではないことに驚かされました!
![](https://hidelab.jp/wp-content/uploads/2024/12/image-1-1024x1024.jpg)
※ミズノホームページより
ご自身が草野球等に取り組まれている方、
お子さんのグラブ購入を検討している方、
ボーナスのタイミングでもありますので(笑)、
物価高に向き合うためにもぜひご一読ください!!
野球グラブ価格が上がる背景とは?
2024年現在、軟式野球用グラブの全国平均価格は約1万4000円。これは2015年と比べて約4割増加しているというデータがあります。この価格上昇の要因は多岐にわたりますが、主に以下の3つが挙げられます。
- 原材料費の高騰
野球グラブに使用される牛革は、質の良いものほど希少です。特にアメリカ産の牛革は加工しやすい特性がありますが、近年の牛肉需要の増加や飼育頭数の減少によって、供給が減少し価格が上昇しています。 - 輸送費や人件費の増加
海外での製造コストが上昇し、特に人件費の高騰が製品価格に大きく影響しています。さらに、国際的な輸送費の値上がりもコスト増加の一因です。 - 加工用薬品の価格上昇
革を加工するために必要な薬品も値上がりしており、結果的にグラブ全体の価格に反映されています。
今の状況、どう考える?
高校時代に大切に使っていたグラブを思い出すと、確かに値段はそれなりにしましたが、それでも「手が届く範囲」でした。ところが、現在ではプロ仕様のグラブが13万円を超えるものもあり、簡単には手を出せない価格帯になってきています。
こうした価格高騰が続くと、野球を始めるハードルが上がり、特に子どもたちや新たに野球を始める層が影響を受けることが懸念されます。「グラブ一つでこんなに高いなんて…」と感じる人が増えれば、野球人口の減少にもつながりかねません。
新たな取り組みに期待
このような状況を受けて、使わなくなった用具の寄付や、再生グラブの販売といった取り組みが少しずつ広がっています。また、中古のグラブ市場も注目されており、質の良い中古品を適正価格で提供することで負担を軽減しようとする動きも見られます。
例えば、ゴルフパートナーが野球の中古プラットフォームを開いていたりしていて、
神宮のバッティングドームにも店舗があるのは一時期話題になってましたね。
https://www.golfpartner.co.jp/bbpartner/
個人的には、こうした取り組みがもっと一般的になり、野球というスポーツが持つ魅力を次の世代にも届けられる仕組みを期待したいです。
野球の未来を守るために
物価高の影響は避けられませんが、それでも「野球をやりたい」「グラブを手に入れたい」という気持ちを支える取り組みは必要です。野球が多くの人にとって身近で楽しめるスポーツであり続けるために、業界全体でのサポート体制がより充実することを願っています。
元野球球児として、野球が持つ魅力や価値をこれからも伝えていきたい。そして、グラブの高騰については課題として認識しつつも、それを乗り越える工夫やアイデアがどんどん生まれてくることを期待しています。