2月も気が付けば中盤に突入。。
昨日も雪が降り、気温が下がったなぁ、と感じる東京です。
そんな時期「雪」と聞いて最もヒヤヒヤする人・・・きっと受験生ではないでしょうか??
プロフィールページでも少し綴っていますが、
僕は学生時代社畜のように4年間働いていた塾講師。それもベネッ●系の学習塾で3教室。
高校入試も大学入試も担当し、県内でもまあまあの実績を持った講師でした!(懐かしい。。。)
*今はマーケ系の仕事をしているので、教育からは離れています。お客さんにはいますけどね。笑
▼まだの方、ぜひプロフィールを覗いてみてくださいね!
さて、前置きが長くなりましたが、今日は塾講師時代の記憶を呼び戻し、
受験生に贈っていた言葉や考え方、注意点を綴っていきます。
これから受験を控える公立高校入試(公立高校は「受検」と言いますけどね)、
MARCH入試を終えこれから早慶やB日程、国公立入試を控える大学受験生。
本人だけではなくその親御さんにもぜひ読んでもらえると嬉しいです!!
高校入試が多くの人にとって最初の受験・・・
最近は推薦入試の比率が高まり、受験の経験を持っている人が少ない!というトレンドもあるようですが、
特に親も本人も不安になりやすいのは高校受験を控える中学生。とその保護者でした。
(塾講師をしていると本当にいろんな世代の親御さんとコミュニケーションをとるのですが、本当に高校受験は大変そうです。。)
背景を考えると、高校受験が大学受験よりも大変な点は以下にあるようなもの。
本当に先が見えずに不安になろうかと思います。
- 受験生も初めての受験
- 保護者も一緒に入試情報や出願方法を調べることが多いなど、
子の受験に親が関わる機会が多い - 多くの人が5教科を入試科目とするので、そもそも勉強が大変
- 都道府県ごとに入試制度が異なるので、ネットの情報が大学受験に比べて少ない
僕も振り返って不安だったのを思い出すのですが、祖母に言われていたのは
「街にいるほとんどの人が通ってきた道。そう考えると気が楽にならない!?」というものでした。
そんな受験を控える親子に送っていたメッセージを、勉強の観点と当日のマインドセットの観点で、
3箇条にしてお伝えします!ぜひ参考にしてみてください!
(大学受験に関しても同じようなことが言えますので、大学受験生もお読みいただけると嬉しいです!)
第一条 入試というゲームのルールを理解しよう!
当たり前のような話ですが、“入試“というゲームのルールを理解しましょう!
科目ごとの点数比重や内申点の重み付け、足切り点数制の有無*など、
何を持って【合格】とされるのか、ということを理解します。
*:全科目最低限XX点取らないとそもそも合格しない、という制度。一部の大学で設けられていたりします
そして多くの入試では、「100点を取ること」が合格条件となっているのではなく、
総合点が高い方から合格者を取ることが合格条件になっています。
そこで、多くの受験生が持っている勘違いが、「100点を取るための勉強を支那ければならない」という点です。
特に中学生は「テスト」と聞いて定期テストや国がやる学力調査と一緒にして考えてしまうのですが、
これらは「学力調査」なので、平均点も高くなるような問題構成になっています。
一方で、入試。少し厳しい言い方ですが、「合格者と不合格者を判別する」ことが目的のテストなので、
できる人とできない人を分類させるような問題も設置されています。
なのに、、学力調査に慣れている受験生は、
そのような問題も含めて、「すべてできるようにする」ことを考えてしまいがちなのです。
「100点を取る」のではなく、合格点を取るために、
・落としてはいけない問題を落とさないようにする
・不正解だったけど、回答を見れば自力でもできそう!
という問題を落とさずに拾っていくことを考えるのが受験においては有用と考えます!
(参考)
この考え方を持っていないと、受験本番に1教科目でミスしたことを午後のテストにも引き摺ってしまう子がいるのです。。
ぜひ受験生は理解をしましょう!
第二条 受験問題にはトレンドがある
これは私立高校の入試や大学受験での鉄則です。
塾講師でもしていないと、同じ時期に大量の入試問題を見る機会はないと思うのですが、、
「受験問題にはトレンドがある」というのを感じています。
なので、A学校を受けて、B学校を受けるまでの間。
多くの受験生はB学校の過去問題を必死に振り返ると思うのですが、
その中に少しだけA学校の問題を振り返る時間を取ってください!
ただこの方法、過去問題になっていないので、模範解答が入手できません。
学校の先生や塾の先生に協力してもらいながらやるしかないので、
特に「本来できそうだったけど、入試本番でできなかった問題」をできるようにしておきましょう!
第一条でも綴りましたが、100点を取るのではなく、1点でも多く点数を取れば良いので、
すぐに点数UPに繋がりそうな問題の解法を身につけるのです!
(それが受験トレンドだった場合、、確実に合格に近づきますね!)
第三条 当日、何かが起こります!!
「雪が降tたりする可能性があるので、、当日は早めに会場に向かいましょう!」というのが、
どの受験ガイドを見ても書いてあります。たしかにその通りだと思います。
ですが、、「想定外のことが起こる」という意味だと雪や交通遅延だけが要因ではありません。
僕の大学受験時代の例ですが、、
会場到着前に近くのコンビニで焼きプリンとブラックサンダーを買うことをルーティンにしていました。
すると、レジに並んでいた目の前の人が「生卵(1個売り)」を買っていて、
「何に使うのだろう?」と不思議に思っていました。
会場について教室に入ると、卵を買っていた人が同じ部屋に(笑)
お昼休憩の時に生卵を割ってそのまま飲んでいたのですよね。。
普通、休みの時間も暗記系のインプットを続けるものですが、
僕はその卵の受験生が気になって仕方がない(笑)
小さなことですが、同室の受験生が想定外の行動をとったため、
気が散った、ということになります。
他の受験会場でも、大小様々ありますが、
みんな緊張しているので、ホント不思議な人ばかり。。
なので、「何かあった時のために・・・」という心構えではなく、
「受験とは何かあるものだ!」と考えていた方が身のためだと思います。
*よく野球で言われますが、、「やはり甲子園には魔物がいる」というものに近いですね
いかがでしたでしょうか。
今日は「受験の3箇条」としてまとめてみました!
塾講師時代、多くの学生をこの3箇条で送り出しました。
全員が良い結果!となれば良いのですが、そういうわけにもいかず、
受験後の保護者面談はまさにKiss&Cry。
悲しいかな、それくらい白黒はっきりしてしまうものです・・・。
ですが、この3箇条の効力はバツグンだ!ということは胸を張って言えますので、
ぜひ受験前の不安な気持ちを落ち着かせる頓服薬として覚えてもらえると嬉しいです。
Hidelab(ヒデラボ)に訪れてくれた受験生の皆様に満開のサクラが咲きますように🌸